RH363

Red Hat Security: Identity Management and Authentication + 認定試験

概要

コースの説明

Red Hat Identity Management (IdM) の設定と管理

Red Hat Security: Identity Management and Authentication + 認定試験 (RH363) では、Red Hat® Enterprise Linux にバンドルされている包括的な ID 管理ソリューション、IdM の設定と管理に必要なスキルを提供します。

このコースでは、Active Directory の信頼、マルチプロダクトの統合、Ansible による設定管理、統合された証明書管理、シングルサインオン、ワンタイムパスワード、サイバーセキュリティ・ポリシーの準拠を含む、最も要求の多い Red Hat Identity Management (IdM) 機能に関するスキルを学びます。このバンドルには、Red Hat 認定スペシャリスト試験 - Identity Management - が含まれています。

このバンドルには Red Hat 認定スペシャリスト試験 - Identity Management - が含まれています。

学習内容サマリー

  • Red Hat Identity Management サーバー、レプリカ、およびクライアントをインストールする
  • Kerberos 認証およびセキュリティで保護されたサービスを設定し管理する
  • Microsoft Active Directory との信頼関係を作成し管理する
  • 高度なセキュリティで保護されたユーザー認証 (ローカルとリモートの 2 要素認証を含む) を設定する
  • 秘密情報、ボールト、証明書、鍵を管理する
  • ID 管理プロセスのトラブルシューティングを行う
  • Satellite 6 と IdM を統合する
  • Tower と IdM を統合する
  • IdM のバックアップとリカバリーを設定する

コース対象者

  • Linux と Windows の両方のアプリケーションで IdM テクノロジーをプロビジョニングし設定する方法を学習したい、Red Hat 認定システム管理者 (RHCSA)
  • ID 管理のスペシャリストまたはエンジニア
  • アクセス管理のスペシャリストまたはエンジニア

受講の前提条件

学習内容

学習内容

  1. Red Hat Enterprise Linux における Identity Management
    Red Hat Enterprise Linux における Identity Management (IdM) とそのアーキテクチャの概要を紹介する
  2. Identity Management のコアテクノロジー
    Red Hat Enterprise Linux における Identity Management (IdM) のコアテクノロジーを確認する
  3. Red Hat Enterprise Linux への Identity Management のインストール
    Red Hat Enterprise Linux 9 に Identity Management サーバー、レプリカ、およびクライアントをインストールする
  4. Identity Management トポロジーの実装
    単一サイトの地理的に分散したトポロジーで、IdM サービスの継続的な機能と高可用性を実装する
  5. CA および DNS 統合サービスの管理
    Identity Management と統合されている認証局 (CA) およびドメインネームシステム (DNS) サービスを管理する
  6. ユーザーの管理とユーザーアクセスの制御
    サービスとリソースへのユーザーアクセス許可を設定する
  7. 代替認証サービスの設定
    スマートカード認証、秘密情報、2 要素認証を設定および管理する
  8. Identity Management と Active Directory の統合
    Identity Management と Active Directory の間にフォレスト間の信頼を実装し、POSIX 属性を Active Directory ユーザーにマッピングするように ID ビューを設定する
  9. Identity Management と Red Hat ユーティリティの統合
    Identity Management デプロイメントを Red Hat Satellite および Red Hat Ansible Automation Platform と統合する
  10. IdM のトラブルシューティングと障害復旧計画
    Identity Management でのトラブルシューティングと障害復旧の準備を行う
  11. 総合的な復習
    複数のユーザー、資格情報、ポリシー、アクセス権を設定した複数のレプリカとクライアントが含まれる、小規模で回復力のある Identity Management トポロジーを構築する

成果

組織にとっての効果

企業では、ライフサイクル管理およびセキュリティポリシーの実装と施行を統合し、一元化することができます。また、その統合管理を、Red Hat ポートフォリオのエンタープライズ構成管理製品 (Red Hat Ansible Tower、Red Hat Satellite Server など) にまで拡張することができます。

このコースはお客様にメリットをもたらすように作られていますが、個々の会社やインフラストラクチャの特徴は異なるため、実際に得られる利点には差異が生じることがあります。

個人にとっての効果

このコースを受講すると、Red Hat Enterprise Linux Identity Management と Microsoft Active Directory の両方を使用する ID 管理レルムのアーキテクチャおよび信頼関係について理解することができます。ユーザー管理構造、セキュリティポリシー、ローカルおよびリモートのセキュアなアクセス方法、実装テクノロジー (Kerberos、PKI、証明書など) を作成、管理、トラブルシューティングできるようになります。

Red Hat ラーニングサブスクリプションをご利用いただくと、このコースを受講できるほか、オンラインの学習リソースをオンデマンドで無制限に通年利用できます。